産後の骨盤矯正、必要？不要？

「産後は骨盤矯正したほうがいい」という話をよく耳にしますが、実際はどうなのでしょうか？

骨盤が不安定になるメカニズム

妊娠中、リラキシンというホルモンの分泌によって骨盤の関節や靭帯が緩み、赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように準備されます。出産後もこのホルモンの影響はしばらく続き、骨盤は不安定な状態にあります。

骨盤矯正を検討したほうが良いケース

どのような場合に骨盤矯正を検討すると良いのでしょうか？

・産後も続く腰痛や股関節痛がある

・尿漏れや便秘などのトラブルがある

・お腹が出たまま戻らない

・体型が崩れたと感じる

・O脚やX脚が悪化したように感じる

・歩き方や姿勢のバランスが悪くなったと感じる

これらの症状は、骨盤の歪みが原因となっている可能性があります。

骨盤矯正のメリットと注意点

骨盤矯正を行うことで、以下のようなメリットが期待できます。

・腰痛や股関節痛の緩和

・体型の改善（お腹の引き締めなど）

・姿勢の改善 尿漏れなどの改善

ただし、骨盤矯正は医療行為ではないため、施術者によって効果やアプローチが異なります。信頼できる専門家を選ぶことが重要です。 骨盤ケアのポイント 骨盤矯正を受けるかどうかにかかわらず、産後の骨盤ケアはご自身でも行うことができます。

適度な運動: 産褥期を過ぎて体調が落ち着いたら、軽いウォーキングや骨盤底筋群を意識した体操など、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。 正しい姿勢: 授乳時や抱っこをする際など、普段から正しい姿勢を意識することで骨盤への負担を軽減できます。 バランスの取れた食事: 身体の回復を助けるために、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。